内科学講座 教育

歯学部の学生に対して、将来の歯科診療に糧となる知識の供与を念頭に臨床医学の基本となる内科学の講義を行っています。内科学の講義を通じて疾病概念を理解する上で重要な内科疾患、および歯科診療上留意すべき問題を抱える内科疾患を主に取り上げ、全身的疾患を視野に入れた歯科診療に必要な知識や思考方法を身に付けられるように教育を施行しています。

また、高齢化社会においては歯科診療の対象となる患者の内科疾患合併率は高く、歯科診療の場で想定される併発疾患や異常事態に対応するためには、内科学の素養を有することが重要であることを教示しています。

担当科目

3年生春学期: 臨床医学(内科)講義
3年生秋学期: 臨床医学(内科)講義
4年生春学期: 臨床医学(小児科)講義
5年生全学期: 内科学臨床実習A
その他: 1年生歯学入門セミナー(分担)、2年生臨床医学(外科1)(分担)、4年生高齢者の歯科治療(分担)、6年生総合示説(分担)、6年生内科学臨床実習B

プリント、スライド、板書により内科学全般(循環器、糖尿病・代謝、内分泌、消化器、呼吸器、血液、アレルギー・膠原病、感染症、脳・神経、腎・泌尿器)の講義を実施しています。

臨床実習では、歯科診療に対して悪影響を及ぼす内科疾患が存在すること、歯科治療が内科疾患を惹起し全身の悪化を招く可能性があること、口腔病変が内科疾患の部分症候として現れその早期診断に役立つこと等を念頭に、各テーマの知識を深め最終日に口頭試問を実施しています。