内科学講座 概要/診療

当講座では糖尿病と循環器の分野を中心に、研究から診療まで幅広く医療に貢献できるよう活動を行っており、着実にその成果を上げています。

日常診療では歯科と連携して、様々な基礎疾患や合併症を抱える患者さんに対して総合的に診療できるよう安全で質の高い医療の提供を心がけております。

歯学部における内科学の講義を通じ、広範囲に亘る内科学全般の知識を習得できるよう歯学部の学生教育に積極的に携わっています。

《対象疾患》

月曜から土曜の午前中に、内科疾患全般の診療を行っており、対象疾患として、糖尿病、循環器疾患(高血圧症、不整脈、狭心症等)、脂質異常症、感染症、胃腸障害等が挙げられます。さらに、歯科口腔外科診療部等において手術を要する症例の術前検査も担当しています。

午後には、歯周病と関連の深い糖尿病、及び、口腔外科や補綴科診療にも関与する睡眠時無呼吸症候群を担当する専門外来を設置しています。糖尿病については、歯周病を含む慢性合併症を精査するための糖尿病合併症外来も行っています。

手術予定の方に対する術前検査としては、身体計測、血圧測定、心電図、呼吸機能検査、胸部X線撮影、血液検査(血液学、生化学、感染の抗原・抗体)、尿検査を実施し、手術に臨むに際して患者の全身状態を把握し、問題の有無を確認します。必要に応じて、心臓/腹部超音波検査、運動負荷心電図、Holter心電図、CT等精密検査も実施します。全身合併症については適切な診断、治療を行い、手術施行の可否を判断しています。

《特 色》

  • 糖尿病、糖尿病合併症の診断および糖尿病教室や栄養士による食事療法の指導を含む総合的な治療を行います。
  • 高血圧、虚血性心疾患を中心に循環器疾患全般の迅速な検査、診断や治療、生活指導を行います。
  • 睡眠時無呼吸症候群の検査・診断・治療を行います。
  • 生活習慣病の診断や治療、予防指導に重点を置いています。
  • 歯科と連携して患者さんを総合的に診療できるような体制で臨んでいます。

《診療体制》

当科は歯学部附属病院の南館1階で診療を実施しています。
月曜日から土曜日(ただし病院の休診日を除く)の午前中に初診及び再診の患者さんの外来診療を行っています。
糖尿病内科外来は毎週月、水、金曜日午後に予約制で行っています。
睡眠時無呼吸外来は毎週火、木曜日午後に予約制で行っています。
禁煙外来は毎週木曜日午後に行っています。