口腔解剖学講座 概要

口腔解剖学講座では,歯科医師として必要とする科学的な観察力と考察力を身につけた学生を育てることと,創造的な研究活動によって,真理を探究し,歯学の発展に貢献できる人材を養成することを心がけています。 
 当講座の教科担当は「歯の解剖学」「組織学」および「発生学」です。「歯の解剖学」では,歯の形態的な特徴を学び,「組織学」では正常構造を,「発生学」では組織や器官の発生過程を2年生の前期と後期を通じて一年間,講義と実習にて修得します。これらは,口の中にある歯や唾液腺などの構造物の形とその働きを学ぶ,歯学の基礎をなす学問です。歯科医師が治療を行うには,口腔解剖学講座で学ぶ歯の形態や歯周組織の正常構造,そしてその発生過程を理解していることがとても大切になります。
 大学院生には,研究を通して先端的な歯科研究を理解し,社会的なニーズに対応できる国際的に通用する歯学研究者および臨床医を目指してほしいと考えています。国際的に活躍できる能力を身につけられるように国際学会の発表や外国雑誌への論文投稿に積極的に挑戦しましょう。学生・院生諸君には,何らかの夢を抱いてほしいと考えています。