歯学部創立五十年記念事業

平成22年11月27日(土曜日)に愛知学院大学歯学部創立五十年記念の記念講演会、記念式典、祝賀会が
メインテーマ「五十年の叡智が輝く未来を創造する」を掲げ名古屋観光ホテルにて開催された。

記念講演会は、午後三時からホテル二階の曙の間で行われた。講演者は、辻 孝教授(東京理科大学総合研究機構)で、演題は「未来の歯科治療を創造する歯科再生医療―研究の現状と将来展望―」であった。再生医療は、疾患や障害により部分的に損傷した組織の再生に向けて「幹細胞移入療法」を中心に幅広い医科・歯科領域において臨床研究が始まっており、歯科では歯周病治療や歯髄再生治療の開発が進められている現状について話された。また、未来の歯科治療としての歯科再生医療の実現に向けた研究戦略とその進展についての研究成果を中心に詳細に解説された。さらに、歯科再生医療の将来展望と実現の可能性ついて示唆に富んだ大変興味深い講演がなされた。

引き続き、午後五時から記念式典が曙の間で行われた。式典に先立って、愛知学院大学グリークラブにより四弘誓願の斉唱があった。

小出忠孝学院長、大野榮人学長、野口俊英歯学部長(五十年記念事業実行委員長)の挨拶の後、来賓の中原 泉先生(日本私立歯科大学協会会長、日本歯科大学学長)、江藤一洋先生(日本歯科医学会会長)、五十里 明先生(愛知県健康福祉部健康担当局長)、井上峰雄先生(愛知学院大学歯学部同窓会長)の順にご挨拶いただいた。

メインテーマの表彰に移り、本学歯学部第二十一回卒業生の水野博之先生に野口俊英歯学部長(五十年記念事業実行委員長)から賞状と記念品が贈呈された。メインテーマは学内・外に募集を呼びかけ、応募数三十題の中から選定された。
祝電披露が行われ、グリークラブによる校歌斉唱の後閉式した。

会場をホテル三階の那古の間に移して午後六時から祝賀会が開催された。出席者は凛、トゥリア・ミュー&シンフォニック名古屋アンサンブルによる生演奏に迎えられ祝賀会場に入場した。

小出忠孝学院長、大野榮人学長、野口俊英歯学部長(五十年記念事業実行委員長)の挨拶の後、来賓の大久保満男先生(日本歯科医師会会長)、宮村一弘先生(愛知県歯科医師会会長)、川添堯彬先生(大阪歯科大学学長)、石川直久先生(愛知医科大学学長)、田村康夫先生(朝日大学歯学部長)の方々から祝辞をいただき、金子 譲先生(東京歯科大学学長)による乾杯のご発声により祝宴に入った。来賓、歯学部同窓生、後援会会員、歯学部教職員、会社関係、報道関係など総勢五百七十名が着席しての盛大な祝宴となった。

このほか、五十年記念事業として「創立五十年記念誌」を発刊し、五十年記念切手シートも作製して、これらは記念事業に協賛いただいた方々に配布した。また、愛知学院大学歯学部創立五十年記念奨学金を設け、学部学生各学年一名の計六名、大学院生各学年一名の計四名、合計十名に給付する。

これを契機として、愛知学院大学歯学部の益々の発展を目指して教職員一同さらに努力を続ける所存である。

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