建学の精神

行学一体・報恩感謝

愛知学院大学は、専門の理論と応用を教授・研究し、あわせて本学設立の主旨である仏教精神、特に禅的教養を基とした「行学一体」の人格育成に努め、
「報恩感謝」の生活のできる社会人を養成し、広く世の各界に寄与し、人類の福祉と文化の発展に貢献しています。

歯学研究科は、「行学一体・報恩感謝」の精神に則り、学部における教育の基礎の上に、 高度にして深遠な歯科医学の専門的知識と技術を習得し、臨床歯科医学の実践を通して人類の福祉に貢献するとともに、医学・生命科学の深奥を究めて文化の創造・発展に寄与することのできる良識のある人材の養成を目的とします。
そのための教育研究上の目的は、①研究者として高度な専門的学術の理論と技術およびその応用能力を身につけ、それらをさらに発展させるために必要とされる研究能力、 ②臨床歯科医として専門分野に関する高度の知識と技術を習得し、それらをさらに発展させるために必要とされる研究能力に加えて、患者を対象とする高度の臨床研究を遂行しうる能力の養成とします。

ディプロマ・ポリシー

大学の教育理念・目標を達成するために、大学院学生に豊かな人間性と高い倫理観を備えることを求め、以下の学習成果を修得し、専攻分野における新知見を提示して、将来、高度な研究活動または専門的業務に従事しうると判定された人に博士(歯学)の学位を授与します。

  1. 専攻する領域についての深い学識とその応用力を身につけている。
  2. 自立的研究能力と共に、多領域の専門家と協同して研究を遂行できる基礎的学隷を身につけている。
  3. 患者を対象とする臨床研究に従事する者にあっては、専門領域における高い臨床能力と共に、倫理面にも配慮した臨床研究の遂行能力を身につけている。
  4. 愛知学院大学の建学の精神を修得している。

カリキュラム・ポリシー

本学の建学の精神「行学一体 報恩感謝」を深く理解したうえで、修了判定・学位授与の方針(DP)に掲げた目標を達成するために、以下のような教育内容と方法を取り入れた授業を実施し、教育評価を行います。

教育内容

  1. 研究者として高度な専門的学術の理論と技術およぴその応用能力を身につけ、それらを更に発展させるために必要とされる研究能力を培う。
  2. 臨床歯科医として専門分野に関する高度の知識と技能を習得し、それらを更に発展させるために必要とされる研究能力に加えて、患者を対象とする高度の臨床研究を遂行しうる能力を培う。

教育方法

  1. 専門分野について深い研究を行い得る研究者の育成に加え、優れた研究能力などを備えた医療系人材の養成が求められているという社会の実情を鑑み、相互の連携を保つように配慮された上記の2つの教育内容を、大学院学生に選択履修させる。
  2. 体系的な教育を提供するという課程制大学院の趣旨を尊重し、コースワークの充実など、組織的な教育課程の編成と実施に努める。

教育評価

到達目標に応じた学修成果を多面的に評価する。

アドミッション・ポリシー

優れた人材を公正かつ妥当な方法で選抜するという方針に基づき、修了認定・学位授与の方針(DP)及び教育課程編成・実施の方針(CP)に定める教育を受けるのにふさわしい、以下に掲げる人を受け入れます(学部教育修了後、一定の社会経験を有し、その経験に基づいて入学を希望する社会人も受け入れます)。

  1. 愛知学院大学の建学の精神を理解できる社会人として、広く世の各界に寄与し、人類の福祉と文化の発展に貢献しようとする人。
  2. 学部教育を通して修得した素養に基づいて、高度な専門的学術の理論とその応用を研究し、広い視野と深い専門分野への造詣を備えた研究者・医療人へと成長しようとする人。

1. 高齢社会の健康確保に対応

日本は21世紀を高齢社会で迎えました。日本人の平均寿命は世界最長であり、また、病気や障害をもたず、健康に生活できる年数(健康寿命)も最長です。このような高齢社会では一生を通じて口腔の健康を確保し、“生活の質”を高め“いきがい”をもって過ごすことが大切です。したがって、成人や高齢者では、歯周病、う蝕(むし歯)、口腔粘膜病変(がん等)の予防や治療、咬合(かみ合わせ)の回復、顎骨外傷や欠損、嚥下障害、言語障害の治療などが大切になってきます。本研究科では、これらに対応するカリキュラムが編成されています。

2. 社会で活躍する歯科医師への学習機会の提供(社会人への対応)

「グローバル化時代に求められる高等教育(大学審議会答申) 2000.11.22」の時代的要請に対応するため、社会人の歯科医師が入学できるようになりました。

3. 未来口腔医療研究センター

本研究科には未来口腔医療研究センターが設置されており、未来の口腔医療を目指したトランスレーショナルリサ?チを推進しています。センターに整備されている最新の設備・研究装置を活用できます。

  1. 歯科基礎医学系と歯科臨床医学系の関連する専攻科目が有機的な連携をもって教授されます。
  2. 1年次は主科目、副科目、選択科目の講義・演習が行われ、実験計画法や歯科医学研究法などを教授する統合講義も開講されています。
  3. 2年次以降は主科目を主体にした研究を進め、4年次で学位論文を提出します。
  4. 専攻する研究内容に応じて、在学中に日本国内、外国の大学・研究所において研究を行うこともあります。

歯科医学の基礎から臨床まで広範囲にわたる

  1. 歯や顎・口腔疾患の解明、予防、治療、歯科医療に関わる研究
  2. 基礎医学に関わる研究
  3. 基礎歯科医学に関わる研究
  4. 健康維持・増進に関わる研究
  5. 生体材料・機器開発に関わる研究

  1. 各分野で権威ある教授が直接指導
  2. 研究成果は日本国内は勿論、国際学会や国際誌で発表