小川春佳さん(2023年3月歯学部卒業生)がICD日本部会第2回ICDアワードを受賞しました。
小川さんは1年次の平成29年8月16日~20日までの4日間、愛知学院大学歯学部と特定非営利活動法人日本口唇口蓋裂協会の共同事業である「モンゴル歯科診療と学術、調査及びがんセンター医療支援」に参加しました。首都のウランバートルから約40キロ離れたナライハ地区の小さな病院で、こどもたちに対する非侵襲的な「う蝕(むし歯)」の治療(ART法)を行った先生たちの診療補助やブラッシング指導をしました。
そこで「世界には日本のような歯科診療環境が実現できない場所があること、そのような状況下でもARTという技法により、う蝕を停止状態に持ち込むことができること」を知りました。また、ブラッシング指導でこども達が一生懸命応じてくれ、笑顔を見せてくれたことに感銘を受け、自らも国際貢献できるような歯科医師をめざすようになりました。
小川さんは歯科医学・医療を通じて国際的な貢献をした歯学部学生としてICD(国際歯科学士会)日本部会より表彰されました。
左から保存修復学講座 冨士谷特殊診療科教授、小川さん、本田歯学部長
モンゴルでの活動の様子